三界輪廻

象天界・気天界・地獄界

三界とは、気天界、象天界、地獄界の三つの世界のことで、三界輪廻とは、これらの三つの世界をぐるぐると巡り続けることを言います。

私達のたましいの故郷は理天界ですが、たましいが汚れて理天界へと帰ることができなくなったため、三界を輪廻し続けています。 三界輪廻は、私達がお釈迦様や観音様、キリスト様ように本当の悟り、救いを得るまで終わることはありません。

象天界

形のある世界で、この地球のことです。人間を始め、獣や鳥、魚や虫など、多くの動物が暮らしています。象天界は、ラウム様が私達のたましいの修行の場として作られた世界です。

形のある世界なので、たましいは肉体という形を依り代にして存在しています。しかし、形あるものは永遠ではありません。寿命が尽きると、肉体は滅び、霊の世界へ行くこととなります。

地獄界

象天界での死後、三途の川を渡ってまず地獄の世界へと行きます。そこで地獄を統括する閻魔大王によって生前のすべての行いに対する裁きを受け、死後の行き先が決められます。

地獄界は、汚れた霊を清める世界です。生前の善徳が低く、罪が重い霊は地獄界で、その罪業を清算することになります。

地獄には第一殿から第十殿まであり、第一殿は地獄の入り口、そして第十殿は次の転生の出口となっています。生前の罪の重さの度合いに応じて、霊は地獄第二殿から第九殿の八大地獄へと送られます。

地獄界での刑期を終えた霊は、象天界へと生まれ変わります。しかし、人間に生まれ変わることは容易ではなく、過去世の因縁によって牛やニワトリに生まれ変わって殺され、食べられる運命となったり、魚や虫など、さらに霊格の低いところへと転生しなければならない場合もあります。

気天界

生前良い行いをした善徳のある霊は地獄界ではなく、気天界へと昇ることができます。

気天界とは、形のない気の世界で、俗に言う「天国」の世界で、神社や仏閣にまつられる神々もまたここに存在します。気天界の霊は、象天界の子孫を陰から支え、それぞれの土地を守ったり、五穀豊穣を生み出したり、人々の願いを叶えたりします。

気天界は、象天界や地獄界に比べれば非常に住みよい世界ですが、、この気天界でも永遠の寿命があるわけではありません。在天期間は生前の善徳の高さによって決まり、その最高は500年です。それを過ぎれば再び「象天界」へと生まれ変わることになります。


三界輪廻

六道と三界

六道とは、気天道、阿修羅道、人間道、畜生道、餓鬼道、地獄道のことで、三界輪廻と深く関わっています。

気天道と阿修羅道は気天界にあり、人間道と畜生道は象天界にあり、餓鬼道と地獄道は地獄界にあります。

気天界 気天道 徳の高い霊の世界。星神や神社仏閣にまつられる神がこの世界に住む。
阿修羅道 闘争心と強力な力を持った霊の世界。政治経済などを背後から動かすとされる。
象天界 人間道 人間の身を得て、霊を磨き、理天界へと救いを得るために、この世で修行をする。
畜生道 畜生の身をまとって、過去世の因縁を清算する宿命を持つ。
地獄界 餓鬼道 強い欲望によって己を失った者が落ちる世界。
地獄道 生前の罪を償うために、厳しい責め苦を受けなければならない霊の世界。

三界輪廻を脱し、本当の救いを得る

 

終わりのない苦しみ、三界輪廻を脱し、永遠の極楽天国である理天界へと帰る道が天道です。

天道には、三界輪廻を解脱する究極の救いの法、「得道」があります。得道を受ければ、死後たましいはもう苦しみの世界に輪廻することはありません。